美容室日記

登場人物:担任のＡ先生・Ｂ少年・その他

時は昔。私が中学２年の話。
「次の時間、音楽室なんだって」

この意味を知ったのは、２０年もたった同級会の時だった。
Ｂ少年は担任の先生を常日頃から快く思っていなかったらしい。
（Ｂ少年は不良ではない。自己主張が強い。リーダー的。）
先生を困らせてやろ！と悪ガキ連中をけしかけて、
次の時間、みんなしていなくなろう！と計画をたてた。
それでみんなで音楽室へ行くことにした。
私は、悪ガキ連中とは接点もないし、まったく知らなかった。
クラスの子が「次の時間は音楽室」だというから一緒にいっただけ。

「そうなんだよ。みんなでいなくなって困らせてやろうってなったんだよ！
２年３年と同じ先生が担任になるんだけど、それがあったから先生代わったんだよ。」
「え～知らなった！２０年目の衝撃だ～！」
初めて知った真実だった。

それからまた昨日たまげた！
Ｂ少年は大人になり教師になっていたのは同級会の時に知っていた。
Ｂ少年は教師になり、教師の大変さを知った。
ある時、町で偶然Ａ先生に会ったそうだ。
彼は謝ろうと思い近づいていったら・・・Ａ先生は逃げていってしまった、という。

＊もう時効だと思うので書いたのですが、世の中狭いので
　どこでどう繋がっているかもわかんないので大まかに書いています。